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JT AlertのMessaging Windowでのチャットの勧めー新しいWSJTの楽しみ方ー

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  1.はじめに この機能は数年前から提供されていて新しい話題ではないが最近はSMS風の画面で言語も日本語も含めて国際化している。 OLIVIAから非難されているように、WSJTはラバースタンプの最小限のQSOに限定しているのでラグチュー用のコミュニケーションツールとしては面白くない。そのため最近はあまりQRVしなくなったが、ハイバンドのコンデションが上昇して24MHzと28MHzのDXCCが残っているので久しぶりにWSJTに参戦した。 ところがハイバンドではオープンが起きると3つ以上の大陸間で起きるので遠近入り混じって50局以上がデコードされるのは珍しくない。そのためQRMは信じがたいほど激しくなり中心の1.5kHzあたりにいるDX局へのCALLはなかなか取ってくれないしDX局の信号そのものも近隣の局にマスクされてしまいQSOシーケンスはなかなか完了しない。 そのため500Hz以下か2500Hz以上でCALLすることにしているが、気づいてもらうためにJTALERT利用者を示す星印のついているDX局にはこの機能で自分のCallの周波数を伝達して注意を喚起してみた。添付のスクリーンコピーは昨日の28MHzのニューカントリSV9COL、A61FJ, CT1AGSとのやり取りである。 2.わかったこと 1)スプリットで呼ぶときの周波数はなるべくQRMが少ない周波数を選ぶべきだけれども余りにも離れた周波数で呼ぶのに危険を感じるときにこの機能は有効であること。(SV9COL, A61FJ 参照) 2)特に1.5kHzにいるDX局は自分の信号が激しいQRMを受けていることを案外認識していない。そのためにQRMの少ない500Hz以下か2500Hz以上に移ってもらうのを促すとJAからのCallが増えて感謝される。(CT1AGS 参照) 3)WSJTのラバースタンプQSOが思いもしないようなラグチュー的なQSOに変身していまう。PHONEでの第2言語でリアルタイムQSOには怖気てしまう日本人でもCWよりも敷居は低いし国際化のための訓練として役立つと思う。やり取りは第3者に覗かれていないと思うので失敗しても周りを気にしなくてすむ。(SV9COL、A61FJ、CT1AGS 参照) (2022年3月31日記)