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eQSL FT8 eDX100ランキングに入る

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今週になってFT8の関してのeDX100ランキングが発表になっていて例によって90以上がランクアップされていたがE76CのQSOが追加されて本日小生も90としてランクアップされていた。 数えてみると46位である。JAのみを見ると6位に位置していることが分かった。DXCC関係での統計としては初めてではないかと思う。 このアワードを狙ってQSOしていたのではないのにこんな上位にランクされるとは本当に?と驚きである。 ちなみにLOTWではFT8のみでちょーど100カントリーがConfirmされておりLOTWまたはeQSLでConfirmedされたのは107カントリーで122カントリーがWorkedである。 11月16日のランキングその1 11月16日ランクその2

3.570-3.575MHzの利用状況

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7月始めにWSJT-Xが周波数を変更してくれてHamSpotsで80mの運用状況を眺め始めて2週間が経った。 これまでで分かったことは以下の通り。 1.FT8のニューフォーマットは全て新たな周波数で運用してくれている。 PSK Reporterの統計によるとFT8のスポット数はJT9をはるかに上回ってJT65に迫っており沢山の海外局が新周波数で運用してくれている。これにつられてか、JA局も午後9時頃にはCQを出してくれている。 なお、小生の1st QSOは7月15日13:26UTCのRN0SRである。次いでJA5FNXであるがこれは3.531MHzにQSYして交信成立となった。 2.旧フォーマットのJT65とJT9は相変わらず3.576-3.589MHzである。これは新ソフトを入れても大多数は古い周波数で運用しているためであろう。そのためJT65での海外局とのQSOは現時点では悲観的である。 3.JARLバンドプラン上3.570-3.575MHzでの国内QSOができないのでJA同士は相変わらず国際的にCWの中心周波数である3.531MHzでの運用でJAのみガラパゴスである。 以上から80mの運用はFT8がお勧めである。 JT65で運用するときにも積極的に新バンドでCQを出しJA局のCall Backがあったら従来のように”No JA”などど返さずに”QSY3.531”を送って3.531MHzで交信を終了して 一応合法で運用しているふりをして新周波数をにぎやかにして欲しいものです。 (2017年7月22日) 7月初めから3か月が経過したPSKReporterの9月28日の各モードの利用状況は以下のようになっている。 この利用状況と7月22日の利用状況をパーセントで比較したの下表に示す。 少し早すぎる結論かもしれないが、この表から以下のことが言える。 1)FT8が主流になった。S/N性能を犠牲にしても高速化への支持は大きい。 2)S/N性能を維持して狭帯域化を図るJT9とT10への支持は得られなかった。今後FT8の補完としてのJT65の存在はある程度維持されるようである。 よって80mの周波数利用に関してはJT65の新たな周波数への早期移行を実現する必要がある。これはJT65の波及ソ

3.5MHzのJT65等の運用周波数はJAのバンドプランに合わせて3.570-3.575MHzに移行

JT65の開発チームに今年の春から相談していたのですが昨日お願いを聞いて頂いて80mの運用周波数をWSPRを含んで全て3.570-3.575MHzに移してもらいました。 この変更に関して開発リーダーのJoe Taylorが特段に以下のメモを残しています。 Previous 80 m use of JT modes has done a disservice to JA operators, who have no privileges on the current WSPR/JT65/JT9 allocations. To correct this we have moved the allocations to a part of the band where JAs can operate. Obviously this change will impact other non-WSJT-X users, so for now we suggest that if you intend to operate on 80 m JT65/JT9/WSPR then you manually change the working frequencies in WSJT-X ("Settings->Frequencies") back to the old allocations until a general availability release of WSJT-X v1.8.0 is published. This will allow time for other software teams to coordinate with us. The old allocations are: JT65 3.567 MHz (筆者注3.576MHzの間違い) JT9 3.578 MHz WSPR 3.5926 MHz 根拠はIARU Region1とRegion2で狭帯域デジタルに割り当てられている3.570-3.580MHzの内JAでは3.570-3.575MHzのみが利用可能であるためです。 JAのためにという大変身勝手とも思える要望を受け入れて、5年以上使い続けた周波数を放棄する決断をした開発チームの寛容さと公平性

JT65のオフバンド(3.576MHz)運用の原因の真相

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1.はじめに 「デジタル文字通信「JT65」のオフバンド(3.576MHz)運用」がアマチュア無線界で話題になったのは2015年10月16日に関東綜合通信局が同局のWebサイトに「アマチュア局が動作することを許される周波数帯外の電波監視について《オフバンドでの電波発射は違反です》」と異例の警告が出されたのがきっかけです(Hamlife.JP) 。この結果約1年で少なくとも16名のハムが行政処分を受け40日前後の「無線局の運用停止処分および無線従事者の十字停止処分」を受けました。最近はこの行政処分が行われないようなのでオフバンドがなくなったかに見えますが、HamSpotsなどを見ていると実際は今もこのオフバンド運用は続いております。 この投稿はこれを引き起こした原因を調査した結果をまとめてこの問題の解決方法を示してあります。 2.原因 JT65のソフトウエアはK1JTが中心となりwsjt-develを場として開発されていますが、この運用周波数はITUが3つのリージョンに分かれて活動していることに倣ってアマチュア無線においてもIARUが存在し、 これを3つの地域に分割した組織IARU R1~R3がそれぞれの加盟メンバーとで調整したBandPlanに基づいて決定されています。 IARU Home Page  3.5MHz帯の各リージョンの最新のバンドプランは以下の通りです。 IARU R1 Bandplan 06/01/2016 IARU R2 Bandplan 10/14/2016 IARU R3 BandPlan 10/15/2015 JT65が属するNB(Narrow bandwidth modes)は3.5MHz帯ではIARU-1とIARU-2では2014年には3.580-3.600MHzであったのが2016年に3.570-3.600MHzとなっています。すなわち WRC-15を挟んで3.570-3.580MHzが追加されています。 ちなみに日本が属するIARU-3での最新版は2015年10月15日付のDocument R3-004のようですが、これは3.580-3.600MHzのままでWRC-15の3.570-3.580MHzは追加されていません。よってWRC-15の反映されているかはホームページの資料か