到来方向ともに偏波面を考慮した受信スモールループアンテナの製作

 1.はじめに

10年ほど受信スモールループ用のアンプLZ1AQを使って到来方向を区別するために直角にクロスした2つのループを切り替えて利用してきた。

今回その発展として

1)2つのループを別個のアンプに収納してRedPitayaの2つの受信端子に接続してThetisなどのSDRソフトの2チャネル同時受信が可能とした

ことに併せて

2)従来の2つのループは垂直偏波信号の受信であったが水平設置した3つめのループを追加して水平偏波信号を受信可能とした

とした。その上で、LZ1AQのアンプにはループアンテナの切り替え機能があり3つのループアンテナを組み合わせてNVISおよびNHIS状態において偏波ダイバーシティー受信が可能とした

アンテナを製作した。

図1.3つのループと2つのアンプのスモールループ



2.形状

直径5.5mmの園芸用のグラスファイバー支柱を長さ6cm直径6.0mmのアルミパイプで連結してループ形状にしてその周りに3.5sq~5.5sqの撚線を這わせたアンテナとした。これを3つ製作し図のような配置のアンテナを製作した。

LZ1AQアンプの切り替え機能を利用したので3つのループアンテナの選択は

1)天頂方向からの回転偏波信号受信

2)水平方向からの回転偏波信号受信

が可能になった。

図2.直径5.5mmのグラスファイバーを長さ6cm直径6.0mmのアルミパイプで連結

図3.直径1.4mのループ形状に






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